書きたいように書こう

腰のひとつも振れないで踊らされるのはごめんだ。

本のこと

 本が好きだ。

 とはいっても、生粋の読書家のように子供の頃から本が好きで何千何万と読んできたわけではない。

 自分が読書をするようになったのは16~17歳あたりのことで、それも当時やってた音楽のため、主に歌詞を書くにあたって語彙を増やしてやろうというもので、しかも断続的なものだった。

 はじめはお決まりの村上春樹から入って、なんとなくロックっぽいからと村上龍ロッキングオン山崎洋一郎氏が薦めていた白石一文ザ・リバティーンズピート・ドハーティが影響を受けたらしいと聞いてオスカー・ワイルドなどを読んでいた。

 古典と呼ばれるような小説や最近の人気作家の本を読むようになったのは、ここ数年のことだ。今は三浦しをんを読んでいる。

 このように子供時代からの読書家でもなく、過去から現在の文学の要点をおさえているわけでもないが自分は本が好きだ。

 もちろん『ドラゴンボール』からはじまり漫画も好きで、ジャンプを読んで育ってきた。小学生の頃にはじまった『ワンピース』や『ハンター×ハンター』は遅れながらもなんだかんだ読み続けている。

 

 ここ3~4年で自分自身でも少し小説のようなものを書くようになった。しかし、自分はこれまでほとんどの時間を音楽に割いてきたので、圧倒的に読書量が足りないということに小説を書きはじめて気づいた。それで古典から現在の人気作家までなんでも読んでみようと思い立ったのだ。

 歌詞と小説は違い過ぎる。その事実の大きさは衝撃的だった。

 

 このところ芸人やミュージシャン、アイドルまで様々な人が小説を出している。それを見ていて正直なところ嫉妬もする。だからじゃないが、自分が面白いと思える、良いと思える小説を書いてみたい。そんな感じだ。